スライドドアが開け放たれた事故車映像をニュースでよく見かけませんか?

 

スライドドアは狭い駐車場や混んでる場所での開け閉めに便利でも、海外では万が一の事故で危険とされ業務用以外の車ではほとんど見かけません。

 

業務用なら仕事に直結&ハードに使われるので、鋼材強度が高く、パネル&部品取り付けネジも太い&大きいのは日本車も同様です。

 

一時期のスライドドアはお子さんやお年寄りが手を挟むなどケガがあり、ドアセンサーなど安全装置が取り付けられていていました。

 

それであってもスライドドア自体の構造が弱ければ便利なシステムでも考え直さなければなりません。

 

そんなスライドドア車の中で一番危険なのがピラーレス(センターの支柱がない車)の軽自動車や小型車、二番目に危険なのはスライドドア車です。

 

万が一に関わる大切なお話を2分でお伝えします。

 

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オデッセイのスライドドアがリコール

2018年11月28日、アメリカABCニュースにオデッセイがリコールされたとありました。

 

リコール内容は走行中に突然スライドドアが開く、そんな問題が発生してることでした。

 

事故とかではなく、走行中のスライドドアが開くならPC制御などセンサー問題であるとも考えらますが、危険過ぎます。

 

今回はピラーレス方式のスライドドア危険問題ですが、ピラーレスであろうとなかろうとスライドドアは普通のヒンジ式ドア比較で危険である、それを証明するよなニュースが飛び込んできました。

 

では本題のピラーレスドアをお伝えします。

一番危険なピラーレス式スライドドア

日本メーカーで最初にピラーレスが危険と判断し発言したのはマツダのCX-8発表時でした。

 

「安全を考えた時、構造的に問題あるスライドドア車(ピラーレス含む)はもう製造しない」、そうマツダは断言しました。

 

欧米は昔からそう考えているので、スライド式ドアは商用車などベンツVクラスのバンしかありません。

 

ヨーロッパではベンツVクラスは商用車として使われています。

 

そんなベンツVクラスは、「驚くほど頑丈なスライドドアなので安心です」、そうベンツ営業マンから実際の説明を受けました。

 

軽自動車ワゴンなどでミラクルドアと呼ばれているピラーレスのスライドドアは、開ければ広い開口部で乗降りはとても楽ちんです。

 

ミニバンでスライドドアは何車種か見かけますが、サイズが大きい車ならドアが開け放たれた強い解放感を感じます。

 

メーカー側もスライドドア自体の素材強化、普通の何倍もの強度を持たせてるので大丈夫、との説明は正しいのでしょうか?

 

普通の4ドアは正面衝突でもドアが開く方向&ショックが伝わる方向が前から後ろなのでドアは開きません。

 

それがスライドドアなら後方に向かって開き、ドア自体が大きく重いために事故の衝撃で車後方にドアが強大な力で引っ張られて、その弾みで外れるドアもあります。

 

結果、大きく重いスライドドアが開け放たれる&壊れる危険がとても高くなります、例えロックがかかっていても。

 

それがピラーレスならドア壊れ簡単に外れるもあります。※特に軽自動車のピラーレス仕様

 

車種にもよりますが普通車なら3本のピラー、ワゴンやミニバンなら4本のピラーが大切な安全を支えています。

各ピラーの大切な役割

そんなピラーが有ると無いとでは安全性に大きな影響を及ぼします。

 

そんな各ピラーA、B、C、Dは車のこんな場所に配置されています。

 

  1. 車の左右前方にはAピラー、
  2. 前席と後席の真ん中にはBピラー、
  3. 後席窓斜め後方にはCピラー、
  4. ステーションワゴンや大型ミニバンなら一番後方の窓にもう1つDピラー、

 

車左右1本ずつあるピラーの役目は車の屋根を支え、正面、側面、後方からの衝突時に乗員を全ての方向から守る大切な役目を果たしています。

 

たとえ車が横転し逆さまになってもピラーが支えてくれるので屋根をつぶしません、乗員を守ってくれます。

Aピラーだけのオープンカーならどうか?

国産も輸入車もオープンカーはフロントガラス両サイドのAピラーしかありません。

 

それでも万が一の横転で逆さまになっても耐え得る構造&システムになっています。

 

ベンツやBMWのオープンカーを見ると極太Aピラーに気づきます!

 

Aピラー中身は波型の超鋼スティールがビッシリ装着され、万が一でも乗員を守ります。

 

もちろん、座席方法に装着された安全バーが立ち上がり、Aピラーと安全バーで屋根をつぶしません。

 

特にオープンカーのピラーなら、乗員の肩口より上の部分を保護するだけなのでワゴン車のピラーとは重要度が違います。

 

軽自動車ワゴンタイプや普通車ミニバンのピラーは天井から床面までを支持する構造材なので、その役割はオープンカーとは比較にならないほど大切です。

ミニバンのスライドドアは安全なのか?

ミニバンのスライドドアには、前席と後席の真ん中にBピラーがあるので必要強度は確保している様に見えます。

 

しかしミニバンのスライドドアは重く大きく、ドアがBピラーに固定&ロックされていても、正面衝突ではスライドドアが開け放たれてしまうケースが多いのは事実です。

 

事故ではスライドドアが開け放たれるだけではなく、ドアが外れて落ちている事故映像も多くみられます。

 

もしそんな状態でシートベルト装着していなかったら、大変だけでは済みません。

 

昔は片面だけのスライドドア車が多かったのですが、今は両側スライドドアなのでボディ強度が大きく落ちています。

 

例えドアがどんなに丈夫な素材と設計強度で製造されていても、巨大な事故エネルギーには太刀打ちできません。

 

正面と後方衝突ではスライドドアは後方に引っ張られて開いてしまうケースが多く、側面衝突ならドアが大きく凹む、外れるケースがあります。

安全なスライドドアは存在するのか?

ドアヒンジ(ヒンジ金具)の強度によってはスライドドアでも安全な車があります。

 

ドアヒンジがどれだけ安全に関わる大切な部品かご存知でしょうか?

 

箇条書きでドアヒンジを説明します。

 

  • ドアを開閉させる装置
  • 重いドアを支えて、衝突でもドアが開かないようにロックする装置
  • ヒンジの上下取り付け位置がドア強度を決定する
  • ヒンジ素材は鋳鉄製(ちゅうぞう)の鉄合金が一番強度が高く、プレス性は強度がとても弱い
    ※鋳造とは高熱でとかした金属を鋳型(いがた)に流し込んで部品を製造する方法
    ※プレスとは金属板を片抜した部品=薄い=強い衝撃で曲がる&破損する

 

車のヒンジ部分をマジマジと見ることはないと思いますが、金属プレス製の小さいヒンジと鋳鉄製の太く大きなヒンジに分かれています。

 

大型の鋳鉄製ヒンジなら衝突事故でもドアを強くつかんで離しません、衝撃でもドアは開きません。

 

そんな鋳鉄製または強度あるヒンジが使われている車は日本製なら超高級車、ドイツ車なら鋳鉄製ヒンジが普通に使われています。

 

一番強く大きな鋳鉄製ヒンジを昔から採用しているのはベンツであり、BMW、アウディより大きく強度も違いマス、、とても。※ベンツ営業マンが自慢していました。

 

ベンツのミニバン(小さくありませんが)Vクラスはスライドドアだけで100キロもあり重厚ですが、それを支える鋳鉄製ヒンジも巨大でした。

 

実際にベンツディーラーで超重いスライドドアを開けてヒンジを見せてもらいましたがビッグです。※エンジンONなら電動開閉です。

 

日本でもトヨタや日産の最高級ミニバンのヒンジがどうか確かめてから記事を追加します。

 

そしてホンダオデッセイのスライドドアリコール(アメリカ)がどんな内容だったのか、それも記事も分かり次第にお伝えします。

ピラーレス式スライドドアまとめ

マツダもスライドドアの新たな車種は作らない、そう発表しました。

 

それは万が一の安全性確保が理由です。

 

そして欧米に輸出する車なら安全性指摘もあり、ヒンジドア車はマツダに限らず作りません&輸出できません。

 

ベンツのミニバンVクラスも日本では乗用ですが、ドイツでは商用モデルしかありません。

 

最新の電子機器による安全装置にばかりに目が行きがちでも、鋼鉄の品質&強度、ヒンジなど重要パーツの強度、そして視界を少し妨げても太いAピラー内に補強線材を入れる等々の基本的な安全構造が大切、そうご理解ください。

 

日本車でも可能な限りの強度と安全性能の高い車を選んで下さい、、ピラーレスのスライドドア以外で!

 

最後までお読み頂き、本当にありがとうございました。

 

また「車の買い方【119番】」でお会いしましょう。

⇒関連記事「曲がる車と曲がらない車の最小回転半径差を知る」

⇒関連記事「CX-8とミニバン比較でカンタンに分かることは?」

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